宮城県女川からの夕空を最後に、一旦奈良に帰宅しました。 空と海は綺麗に平で、心も平になった そうみてると世界も平な気がしたし、宇宙も平なんかもしれん 自然にモンゴルの平原を思い出す 夜の平原は本当に、海のようやった 雲がゆっくりと動き、その前を山から下りてきた霧が少し慌てるようにして地を這う 波は大きい 防波堤が無くなったからかな 岸のテトラポットに思い切りぶつかり、白くなって引いていく その眼下の押し寄せる泡波を見ているとなぜだか吸い込まれそうになって足元が怖くなる だからあまり足元を見ないようにして、遠くの静かな海を みる 少しの間やったけど、たくさんのものを見た しかし見たこともないものばかりで、ただ立ち尽くしながら自問する 「どうすればいい」 多くの人ではないけど、色んな方からお話を聞いた テレビやインターネットでは得れなかったような、生なものばかりで、ただ相槌しながら自問する 「どうする どうする」 それが全てではないけど、様々な思い、考えに出会った その全てにそれぞれの思いがつまり、熱を帯びて一歩ずつ一歩ずつ、前へ進もうとしている 「なんとかせなあかん!」 風化、風評 風ってそんなに実体のない儚いものか 淋しいものか 風にもきっと色はあるし、形かてあるし 見えんと思てるうちは 見えん 知ってると思てるうちは まだ何にも知らんままやろ 東北で色んな人と出会って色んな話を聞けて、すごい勉強させてもらえた 聞いたこと感じたこと全てが身体に染みた 深刻な話ばっかりじゃなくて、しょっちゅうわろたし、笑い飛ばした やっぱ笑顔が大事や でもねー、 東北を最後にする時、すごい淋しかった 一人やから淋しいんじゃなくて、夕日見て淋しくなったんじゃなくて、 東北を離れることが淋しかった 別れることが淋しい 車を運転しながら、東北の色んなことを思い出した そしたら今まで心に積もっていたものの重さに気づいたのか、ボロボロ涙が出てきてしもた なかなか止まらんかった またいかなあかん いや、すぐにまた行きます 奈良にいる期間はその準備や 日本の空も 思っていたよりも随分高い 宮城・石巻女川
by mongoling-yanwoo
| 2012-02-28 01:15
| 日本
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