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青空ロクロ

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秋も深まる、いや冬も始まる季節に 青空ロクロをしました。

しなければならなかった。
いろんな人との繋がりが道を開けていってくれる。
東北から奈良に帰郷して一週間も経たぬうちに、かなり良品の電動ロクロをいただけることになった。
これは本当にありがたい事でどう感謝すれば良いのかわかりませんが、丁重に使用させていただき、良いものを創っていこうと思う。

仲間内で築窯した「輪窯」の3回目の焼成が目前に迫っていたので、製作する環境が全く整っていない中で、苦肉の策として青空ロクロを実施してみた。

結果としては、
道具が無い、ロクロは仮設に向いてない、久々で技術が落ちている、足場が安定しない、寒い、
と劣勢に劣勢を重ね、 「これじゃ無理!!」となった。

「あ〜いい景色やな〜」とか「あの小鳥さんはどこから来たのかな?」とか、世の情景に心を奪われながらロクロなんて回せるもんじゃない。
「ん〜良い風吹いてるやん。こんな日には散歩とかしたいな〜。 ...土乾くやんっ!!」

もっとこう、風のない場所で、目の前の「土」とのみ向き合う。入れ込むというか集中するというか、そんな状況でないと無理!

いやぁ。それにしてもロクロの技術が目を見張るほど落ちてたなぁ。野茂のフォーク並みに落ちてた。
これではまずい。

そして土の状態を管理するのが一番の肝だと言っても良い。それができない。

兎に角、まずは製作できる場、作業場を実家に設置せねばなりません。
そこでこれからずっと作業するわけではなく、「まずは」という範囲でできる場を。早急に。

家の工場の下にある倉庫。ここをまずなんとかする。
焦らずじっくりいく。

作陶の準備です。
by mongoling-yanwoo | 2012-12-13 00:28 | works
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