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ネパール Nepal 山岳の仔

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                                                   Nepal
2006年春にネパールへ旅をしたとき
ポカラから山のほうへ歩いて二日目のあたりの山村で出会った

なつかしいな〜

当時のネパールは、絶対君主制からの民主化運動が過激に繰り広げられている最中で、マオイストらによるテロも度々起こっていた。
よって旅の道中でも頻繁に軍隊の監視がなされ、民間の人々にもかなりピリピリとした空気を感じた。
観光バスでポカラへ移動をしている途中、その軍隊のバリケードに停められ、兵士がバス内を調べるといって見回る中、僕を見てライフルに手をかけた。
そして、
『なんでおまえはここに乗ってるんや!? ちょっと立てや! 外でーや!! 』みたいな威嚇警告を受けてしまい、
そんな事を言われるとは思いもせずにただただえ〜〜!!っと狼狽していた。
その時とっさにガイドをしてくれていたMr.Darmaさんが、
『ジャパニ!ジャパニ!(この子は日本人だよ!)』と兵士に意見してくれ、すったもんだあったがその場は逃れることができた。

兵士は僕をみて完全にネパール人だと間違えたらしく、海外人系観光バス内に乗っているはずのないこのネパール人、、その風貌や目つきからして絶対アヤシイ!!もしやマオイスト!!と判断したようである。
そのときDarmaさんのお助けがなければきっと外に引きずり降ろされ、いろいろと調べられて厄介やったかもしれない。
その当時の僕は、そのような事体に平然と対応できるようなハートを持ち合わせてはいなかったと記憶している。

顔が濃いめの僕は、そっち系のお国へ行くと必ず現地の方を間違えられ、なにかと手間を取ったり恥ずかしい思いをしたりする。
これは幸か不幸かわからないけれど、でもまあ、旅のいい思い出になることは間違いない。

モンゴルにいててモンゴル人に間違えられることはあまりなかったかな。
カザフ系民族に間違えられることは何回かあったな。


写真の子どもたち、おとなしく写っている。
楽しそうに遊んでいたけれど、登山バッグを背負ってカメラを構える僕を見て、きっと緊張したのやろう。
気軽に他人と打ち解けれるような雰囲気を上手くつくれないものやろうか。この写真を撮っていたときからそう思い悩んでいたような気がする。
by mongoling-yanwoo | 2013-10-11 23:07 | works
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