いろいろな呼び名があるでしょうが、ここらでは「はざかけ」やとおもいます。
これもコツがあり、はざの設置自体が結構慎重でなければならず、むずかしい。重みを考えて中間の支えの高さなどを調整します。
基本は竹でやります。あまりに長かったりすると途中で折れたりするので中間の支えを入れますが、これが高すぎるとシーソーのようになるし、低いと折れたり稲穂が地面についたりします。
縛った稲の束も乾きやすくするために、はざにかけていくときは、二分した稲束を順に前後に振って、稲穂が一連に並ぶのを避けてジグザグになるようにかけていきます。
しばらくかけているとバサッとしていた束も、シュンと乾いて下向きにしぼまって、色も黄金色に。
モミの中の玄米をかんでみて、「カリっ」というくらいに乾いてきたら、はざかけ天日干しの完了の合図です。
このあと脱穀をします。
それにしても壮観。
はざが田に並ぶ景色を復活させたいです。