1年ぶりに共同の薪窯を焚いた。
久しぶりに炎で泥だらけになるような感覚。
ずっと火にあたっていると身体も心も燃えるというか乾くというか。
疲れることは疲れるが、疲労困憊というかんじではなく、からだがチカチカする。熱くて強いエネルギーの塊となった窯のそばにいてると徐々に何かが吸い取られていく。
ただの作業という無感覚なことではなく、本当に「寄り添う」「見極める」「読む」といった静かな時間。
静かな時間と雄大な自然と炎のリズム、炎の行く末に心を置いて過ごす。
そのひとときというのはなにか「行」的であるし「道」的でもあるように感じる。
ただ温度計に気をとられるのが不服であります。その行的な時間の流れに「数」が入ってくるのです。
今度は温度計無しで火の色だけ見て焚いて見たい。一人でするときを設けようと思う。